2010年7月アーカイブ

ことしも行ってきました。ブックフェア。
佐野眞一さんの『グーテンベルクの時代は終わったのか』
と題する基調講演の招待状をいただいたので、楽しみに出かけました。
これまで佐野さんが電子書籍に言及したのをあまり目にしていなかったので、
この騒ぎをどう見ているのか、とても興味があったのです。

事前に主催者からは、「お申込が殺到し、会場の定員を大きく超えたため 第2会場(生中継会場)を増設しました」とのメールが届き、
これはやはりライブで見なければ、と思ったわたしは9:00には会場に到着していました。


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そして図らずもテープカットの現場に居合わせ、にぎやかなマーチングバンドの演奏をBGMに17回を迎える同フェアは開催されました。
ただ、やはり広くいわれているように、いま産業としての出版は非常にきびしい状況にあるといえます。
佐野さんの講演では、冒頭に「出版界はダイエーと似ている。なんでもあるが、欲しいものがない」との指摘。

先ほどまでこれでもか、とばかりににぎやかに行われていたオープニングセレモニーの直後であっただけに、余計その落差が身にしみました。
新潮社の名編集者斎藤十一「売れる本はつくるな、欲しい本をつくれ」とおっしゃったそうです(佐野氏講演より)。

電子、iPadと浮き足立っているいま、原点に立ち返って、まず自分の位置を見極めよ、ということなのでしょう。

このあとまたフェア会場に戻り、専門書ブースとデジタルパブリッシングブースを回って会場を後にしました。
googleと、そこに向き合う位置で人を集めていた電子カタログの制作会社の盛況にまた複雑な思いを抱きつつ。

きょうは大図研オープンカレッジに行ってきます。
テーマは「これからの学術系電子メディア(あるいは電子出版)」プログラム
です。
専門書、図書館がデジタルパブリッシングを今後どう展開していくのか、見聞を広めたいと申し込みました。

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