えっ、七十年なの?

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前座の頃の嘘のようなホントの話。

末廣亭の確か昼席の前座として働いていた春風亭あさ市少年。...あっ、あさ市はわたしの前座名ネ。足袋を忘れた師匠がいたのか、頼まれて伊勢丹の呉服売り場まで買いに行きました。足袋を選んでいると他の買い物客から声をかけられました。

お客様「肌襦袢はどこで売ってますか?」
...そう、着物姿だったので店員さんと間違えられたのです。
あさ市「ああ、すいません。わたし伊勢丹のものではないので...」
お客様「ごめんなさいネ、着物だったから。でも素敵ねぇ。普段から着てらっしゃるの?」
あさ市「ええ、仕事なんで」
お客様「仕事?」
あさ市「はい、末廣亭で働いてるんです」
お客様「スエヒロ?...スエヒロ...ああ、ステーキの!

...飲食店のバイトかなんかと間違えられた(笑)。仕方ないので
「はい、休憩中なんです」
「そう、ガンバってネ」

...ちょっとフィクションが入りましたが、ほぼほぼ事実です。

で、今回はそんな思い出のある末廣亭開業七十年手ぬぐい。えっ、末廣亭ってまだ七十年しか経ってないの?いえいえ、現在の末廣亭になって七十年ってことらしいです。

suehiro70.jpg

第二次世界対戦後で焼失した末廣亭を北村銀太郎初代席亭が再建させたのが昭和21年。...ん、ということは今年七十一年?とにかく開業七十年手ぬぐいです!


suehiro70_00.jpg

柄は縁起の良い『あばれ熨斗(束ね熨斗)』。手ぬぐい一面にいっぱいの熨斗熨斗熨斗熨斗...おめでたいの塊です。熨斗は長寿を表す鮑を干して伸ばして神事の際に供えたおめでたいもの。よく御披露目の後ろ幕や噺家の手ぬぐいにも使われます。三ツ柏の紋が堂々と入って橘左近師匠デザインの素敵な記念手ぬぐいになりました。

また熨斗は漢語では『ゆんどう』と読み『熨』(熱でシワを伸ばす)と『斗』(ひしゃく)
で昔のアイロン、すなわち火熨斗を表すんだって。現在の中国語でも熨斗はアイロン。うーん、勉強になるなぁ。

ここでお知らせ?わたくしスマホを破損してしまいFacebookが現在できない状態です。ちょっと休むかもしれません。というか、普段からしょっちゅう更新する人間性ではないので関係ないけどネ(笑)。しばらく、そんな感じですみません。


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そんなわけで玉の輔ロス(?)の皆様に、管理人からお知らせを。
7/18火曜日に、素敵な女将の美味しいお料理が食べられて
楽しい落語が聞けるお店「落語・小料理 やきもち」さんに玉の輔師匠がご出演です!
詳しくはHPまたはfacebookページをご参照ください。


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