2017年5月アーカイブ

残念な勘違い

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最近女性前座の割合が減って残念な今日この頃ですが、世之介師匠のところに女子大生前座が入りました。いいねぇ~っ!この調子でどんどん増えるといいな(笑)。

理事会で真打や二ツ目昇進が決まると楽屋に

『平成○○年○月○席より以下の者が真打に昇進いたします 
   ××亭××(××門下)』

みたいな張り紙、我々の言うところの楽屋張りというものが出ます。前座も同様に見習い期間が明けて楽屋入りするときに楽屋張りが出る。
『平成26年5月より以下の者が楽屋入りします。 三遊亭歌実(歌之介門下)』
...歌実?...うたみ?...女の子!

どうやら年も若いらしい。どんな可愛らしい娘が来るのやら、楽しみにしていると「この芝居から前座になりました歌之介門下のカジツです。よろしくお願いいたします」とあいさつされた。ああそう...で、うたみちゃんは?

「うたみじゃなくて歌実(カジツ)です」...ん?...どうやらカジツと読むらしい。鹿児島実業高校、定岡正二の鹿実!?定岡って古いね(笑)。ガッカリだよ、鹿実出身なんでカジツ、歌実なんだってさ。ふーん。悔しいのでわたしは彼のことを『うたみちゃん』と呼んでます(笑)。歌実ちゃん、いや歌実くんが二ツ目に昇進しました。手ぬぐいはコレ。


kajitsu000.jpg


「柄はわたしの落語会に来てくれているデザイナーのオグロエリさん。賑やかな江戸の町です。真ん中の大きな長い道はこれから始まる二ツ目としての長い道のりという意味があります。
名前は鹿実の校長先生にお願いしました。在学中は一度も話をしたことがなかったので、ちょっと変な感じでした」(本人)

しゃべったことがない校長先生に頼んじゃったのね(笑)。
よく考えてみると校長先生としゃべることってあんまりないかも?
でもあなたはよく歌之介師匠をしくじって坊主頭にされてたんで、その姿が校長先生には野球部の生徒と重なったんじゃないの?

「古典、新作、漫談問わずお客さんにたくさん笑ってもらえる、そんな高座を目指したいです。皆さん応援よろしくお願いいたします」という歌実くん。この芝居は鈴本演芸場夜席に出演中です!

歌実くんにひとつお願い。あなたが真打になって可愛い女の子のお弟子さんが入ったら今度こそ『うたみちゃん』っていう名前を付けてね!




【追伸】
なんとこの原稿を書いたあとに歌実ちゃん、坊主になってました(笑)。
二ツ目昇進直前のしくじり?ガンバれぇ~っ!

兄弟子は受賞者

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すいません、またまた御披露目手ぬぐいです。

今度は二ツ目。五月下席から落語協会に新しい二ツ目が誕生します。実際、真打より嬉しいのが二ツ目昇進。そして、初めての手ぬぐい。うーん、感無量...かなぁ?だと、いいけどね。


扇辰さん門下の辰のこ改め入舟辰乃助くん、歌之介師匠門下三遊亭歌実くん、そしてしん平師匠門下林家あんこちゃんの三人。あと一芝居あるのでしくじらないでね(笑)。


まずは入舟辰乃助くん。


tatsunosuketatou.jpg


...ん、『入舟』って何ヨ!?コレは扇辰さんからの提案。柳家に柳亭があるように入船亭にも入船という亭号があったそうで、事実初代と二代目の扇蔵は入船だったんだって。で、扇遊師匠にこの話をしたところ


「あんちゃん、辰乃助だったら入船じゃなくて『入舟』の方がカッコいいぜ」


という理由で『入舟辰乃助』に。なるほどぉ~っ。でも、辰乃助なんて気取った名前を名乗る顔の作りじゃあないんだけどネ。どちらかと言うと槇原敬之的な顔立ち。実は楽屋内にもこの苦情が多発しているらしい(笑)。仕方ないネ。ホントは昨秋に昇進した二ツ目と同期だったりするんだけど椎間板ヘルニアで一年間楽屋を離れていたので少し遅れての御披露目となりました。


手ぬぐいはコチラ。


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とつかりょうこさんだぁ!


「龍(辰)のデザインでわたしがモチーフを作りとつかさんに手ぬぐいにしていただきました。当初はもっといやらしい顔だったものを可愛らしく直してもらい、個人的にはとても気に入っています。ラジオがぶら下がっているのは、落語に興味を持ったきっかけが伊集院光さんや爆笑問題の放送だったからです」(本人)


やっぱりとつかりょうこ手ぬぐいは可愛いネ。兄弟子の小辰くんは『噺家の手ぬぐい大賞』の受賞者、やはりとつかさんのデザイン。兄弟そろっての大賞なるか?


「コツコツ地道に頑張っていこうとは思っておりますが、ただいつかはラジオ番組を持ちたいという目標はあります」という辰乃助くん。

根っからのラジオオタクなんだねぇ。


御披露目は鈴本演芸場昼席から。なんとわたしの前に上がります。どんな意地悪してやろ(笑)。毎日寄席の高座に上がるのは初めての経験。背伸びせずにのびのびやりましょう。少しくらい持ち時間をオーバーしたっていいからね。優しいねぇ、玉の輔師匠って。でも、超過料金は一分500円ネ(笑)。


辰乃助くんの詳しい御披露目情報は落語協会ホームページまで。

http://rakugo-kyokai.jp/




* * * * *


お知らせ、お知らせ!

コレは玉の輔のお知らせネ。


5月12日(金)NHK BSプレミアム『美の壺』

19時30分~に出演します!

テーマは【江戸の落語】。

草刈正雄さんと鈴本演芸場で撮影したヨ。

今回はなんとイラストも描きました。

イラストレーターデビューっす!見逃した方は

再放送が5月19日(金)ちょっと早いけど朝6時からあります。

皆さん、ご覧くださいませ。



GW突入~っス!

落語協会の新真打披露興行も一段落、五月中席の国立演芸場を残すのみとなりました。
お疲れさま、あと少しだよん。ガンバ!

と、思ったらこの芝居から落語芸術協会の御披露目が始まります。
今回の新真打は桃太郎師匠門下の昔昔亭桃之助さん
鶴光師匠門下笑福亭和光さんのおふたり。
さっそく、手ぬぐい紹介させていただきましょう。

まずは桃之助さんから。白地になにやら柄が...。

もものすけ001.jpg

「デザインは本人です。『モモ』を繰り返しています。二ツ目時代の手ぬぐいは高座でどなたもご使用にならなかったので、というか本人も使ってないけど(笑)。高座で使えるデザインを、と」(本人)

『モモ』なのね。うーん、たしかにモモだねぇ。良い良い、好きです、こういうの。『モ』ってこうなるとなんとも言えずに愛おしい(笑)。あえて桃色にしなかったのは、皆さんに高座で使ってもらうため?これなら高座で邪魔にならないネ。...じゃあ、前の手ぬぐいはいったいどんな柄だったんでしょ?

もものすけ02.jpg

うーん、コレかぁ。

「多分、偉い有名なデザイナーかと...。何せ落款を入れただけなもので」...まさか非常口とは(笑)。でも、落款はステキ。

つづいて、和光さん。

和光00.jpg

おっ、鳥獣戯画じゃん!勝手に使ってたいへんなことにならない?!

「他の団体の先輩方、師匠方で鳥獣戯画を使用してないか『噺家 手ぬぐい 鳥獣戯画』とネット検索して引っ掛からなかったので勝手に大丈夫と判断しました。著作権がかからないと聞いたので...(笑)。たたみ方によって色々な絵柄が出るように配置はわたしが提案しました」(本人)

へぇ~っ、初耳。著作権がかからないんだぁ。五枚笹の紋も良いネ。

鶴光師匠の、ヒザ前(※注)で笑わせつつも主任(トリ)の師匠のために空気を作っている、その引き立て役の姿に憧れて入門を決めた和光さん。

「江戸の噺家のヒザになりたい、いつかは色物真打(?)の称号を得たい(笑)というのがわたしの原点であり、目標です。笑福亭の名に恥じぬよう精進致しますのでよろしくお願いいたします」

...うーん、ヒザねぇ(笑)。

※注【ヒザ前】主任の前に上がる色物さんをヒザと呼びます。その一本前がヒザ前。
おふたりの披露興行の日程は落語芸術協会ホームページまで。ガンバってくださいませ。


.................................

4月23日(日)三遊亭圓歌師匠がお亡くなりになりました。
年齢は...よくわかりません(笑)。

enka.jpg
圓歌師匠、長い間お疲れさまでした。
二ツ目時代に寄席でトリを取ったのは三平師匠と当時歌奴だった圓歌師匠だけ。

爆発的な売れっ子だったことがうかがわれます。新聞発表では88歳、協会発表は85歳?...ん、戦時中で戸籍が焼けたらしいけど...最後まで師匠らしくてステキ(笑)です。
合掌。







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五明楼玉の輔,(有)ラスコー
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