2017年2月アーカイブ

この人、甘え上手です(笑)

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東京の落語界には我々落語協会落語芸術協会、そして三遊亭圓生師匠や立川談志師匠が落語協会を飛び出して作った現五代目圓楽一門会落語立川流があります。

実は講談界もふたつの団体があって講談協会日本講談協会

どちらの協会も共通しているのが女流がとにかく多い。わたし世代より下はほとんど女!楽屋が羨ましい(笑)。特に講談協会では2012年田辺凌鶴さんの真打昇進がなんと24年振りの男性真打だったとか...。

今回はこの春、真打に昇進する講談協会の一龍斎貞寿さんの手ぬぐい。
...あっ、女性です。

貞寿さんのことは前座の頃からよく知っています。横浜西区公会堂で定期的に行われている『神奈川華高座』という神奈川県出身の芸人を中心に組まれている落語会。ここで初めて貞寿さんに会いました。OLやらなにやらしてからの入門なので前座にしては若くない...いや、落ち着いていてうちの協会の女の子の前座とはちょっと違う。ハキハキしていてハッキリものを言う。酒の付き合いもいいし、まあまあキレイで人間もかわいい(おい貞寿、これくらい誉めておけば良いだろ?笑)。

とにかく明るいしね、若くはないけど(大笑)。貞寿さんが二ツ目になったときも相談を受けてわたしが手ぬぐいのデザインをしました。

今回真打昇進にあたっても手伝いましたよぉ~っ。
女って、いや貞寿ってすごいね(笑)。

なにしろ手ぬぐいのメインは人間国宝間違いなし(玉の輔予想)の林家正楽師匠の紙切り。しかもこんなにいっぱい切ってもらっちゃって。計八つ!信じらんな~い。そして『一龍斎貞寿』の文字は柳家喬太郎さん。よく頼めるねぇ、この売れっ子ふたりに(笑)。

女は、いや貞寿はすごい。で、本人とわたくし玉の輔でデザインしました。この甘え上手っ!まあ、正楽師匠のこの圧倒的な紙切りでデザインの必要もほぼ無しです。配置と大きさ、それから忠臣蔵といえば山形模様を入れておけばなんとかなるしね。

teiju2017blue.jpgteiju2017brown.jpgteiju2017green.jpg

忠臣蔵の名場面とそれを語る貞寿さん。...文句あっか?!...ですね。
当人も大喜びの出来です!

披露興行は下記の通りです。

☆4月19日、20日、18時~
 &22日、13時~
 お江戸日本橋亭


☆4月26日、27日、13時~上野広小路亭

‥‥を皮きりに、

☆4月29日、日本橋亭
☆5月28日、横浜にぎわい座
☆6月4日、大阪トリイホール
‥‥等々をまわりまして
☆8月12日、国立演芸場
まで続きます。


貞寿さんから一言。
「披露興行では、手ぬぐいのモチーフとなりました赤穂義士伝を連続で読ませていただきます!
ぜひ、お運び下さいますようお願いします!」

わたしも応援してますよ、チュ!

また作ったのね、助かります!

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お正月の手ぬぐい交換で発見した新しい手ぬぐい。

林家たけ平くんのものです。


たけ平くんと言えば昨年春に真打に昇進して手ぬぐいも新調したはずだけど...。ところがどっこいまたまた柄を変えてました!こういう人、大好きです。なんならみんなが毎年変えてくれればコチラとしてもネタに困らないのに(笑)。


確か、たけ平くんの手ぬぐいは真打昇進のものより前にも紹介してたような......。ありました、ありました。2012年に浅草の染の安房さんで作った手ぬぐい。


20120521_02.jpg


コレもかなり良い。手ぬぐい大賞をあげたいくらいのデザインです。


で、昨春に続いて三回目の登場。前回、前々回のこのブログのたけ平情報を読み返してみてビックリ!ろくなことが書いてない(笑)。「オレってモテモテだからさ、いくつあっても足りないんだよ」と弟弟子に稽古の御礼にコン○○ムの催促をしたこととか、お披露目の口上でうちの師匠からデ○ヘル嬢に「落語は70点だけどあっちの方は満点ねっ」と言われた実話を暴露されたとか...。まあ、こんな人間なんだけどね。今回はねぇ、ふふふ......。


takehei2017_00.jpg


この手ぬぐいは今までとちょっと違って竹(たけ)があまり主張してない?白地に『木』の文字角がずらーっと並んでる。あぁ、木がふたつで『林』だね。『林』が繋がってるんだ。しかも八つ。林が八つで『林家(はやし・や)』ですか?なるほどねぇ。輪っかの中に寄席文字で『平』。輪が竹でできていて葉もある。『たけ平』ね。この手ぬぐいも染の安房さんにお願いしたもの。


「最近、みんな色のついた手ぬぐいばかりで白地のものが少ないので安房さんに『白い部分を多くしてください』とお願いしました。あとはおまかせで。真打になって初めてのお正月だったので名刺代わりに新しい手ぬぐいを染めました。手ぬぐいと畳紙の『林家たけ平』は祖父、『壽』は祖母に書いてもらったものです」(本人)



takehei111.jpg

なるほどねぇ。あと何か一言。


「余計なこと書かないでくださいよ、玉の輔師匠!」


わかりました、書きません。また、新しい手ぬぐい作ったらお願いいたします。そのときはたっぷり書かせていただきますヨ(笑)!

青いめ鯨

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落語協会も芸術協会も今春、新しい真打が誕生します。

もちろん手ぬぐいの紹介をしますが、今回は噺家の真打ではなく、漫才の真打。


...えっ、漫才?漫才の世界にも真打制度があるの?

...と思ってるでしょ?あるんですよ、これが。


漫才協会の真打です。


昨年11月22日漫才協会主催の漫才大会で

めでたく真打昇進のお披露目をした姉妹漫才のニックス


2015年暮れに落語協会に正式入会、各寄席でも活躍中です。特にキレイでもなく、スタイルが良いわけでもなし(笑)、とにかく愛嬌のあるふたりです。ニックスの名前の由来はおじいちゃん。名前がニックス、アメリカ人なんですよ。ですからふたりはクウォーター。言われて見ればまあ、見えなくもない。


ふたりには以前から「手ぬぐい作ろうぜぃ」と勧めていたもののなかなかきっかけがなく現実に至らなかった。しかし、今回の真打昇進にあわせて作製することに。わたくしにデザインを依頼してきたんで、ちょっとニックスにいいかなぁと考えていた柄があったので話をするとふたりも乗ってくれたので、こんな感じになりました。


nicks.jpg


シルエットは林家正楽師匠。ふたりのスタイルの良さ、わかるでしょ(笑)。


本当は細かく顔や衣装が切ってあったのですが、手ぬぐいにしにくかったのとこの感じがステキだったので手ぬぐい屋さんと相談の上決めました。寄席文字は橘右橘師匠です。で、左は『め鯨』...ちょっとしたパクりです(笑)。


江戸時代に考案された図案を浅草の手ぬぐい専門店ふじ屋さんが復刻した名作『め鯨』。このアイデアをちょっと拝借してニックスの瞳の色にしてみました。なかなか素敵でしょ?我ながら良くできました...ってパクりだけど。我ながら良くパクれました(笑)。


訴えてやる!...なんて言わないでくださいね、ふじ屋さん(笑)。


この手ぬぐいは縦ではなく横でなけりゃあいけないんだって。


「め鯨は立てちゃあいけません」という洒落。

うーん、江戸っ子は粋だねぇ!...まあ、ニックスは米国人だけど(笑)。


ニックスさんのブログはこちら↓

http://ameblo.jp/nix-emi-tomomi/




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