2016年10月21日アーカイブ

わたしは蓬

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我が落語協会では真打・二ツ目の昇進は全て理事会で決まります。ある時期が来ると『真打(二ツ目)の昇進について』なる議題が出る。

真打、あるいは襲名の興行は三月下席か九月下席で二ツ目はその興行が終わる頃の六月か十一月が通例。ですから昇進の準備期間、真打なら約一年、二ツ目なら半年くらい前に決めるのです。

わたしも理事なので毎月会議に出る。二ツ目間近の前座は『次期二ツ目』の議題が出たのか知りたくて仕方ない。確かにその気持ちはわかる。わかるけどねぇ...。

今回はわたしが理事になって以来、『二ツ目になりたがり度No.1前座』の手ぬぐいの紹介です。

11月上席から新二ツ目が三名誕生します。はん治師匠門下柳家小はぜ三三門下柳家小かじ歌武蔵師匠門下歌むい改め三遊亭伊織
...三三さんは後輩なんで『師匠』を付けなかった(笑)。

まずは『二ツ目なりたがり度No.1前座』だった柳家小はぜくん(笑)。

kohazetatoo.jpg
たとう紙の文字ははん治師匠です!

だって毎月理事会のあとに「今日は二ツ目の議題が出ましたか?」って聞いてくるんだもん。...まあ、かわいいけどね(笑)。

手ぬぐいは
『麻の中の蓬』『蓬麻中に生ずれば扶(たす)けざれども自ら直し』。

kohaze00.jpg

蓬のように曲がりくねっているものでも、天に向かって成長する麻の中に生えれば自然と真っ直ぐに伸びる、というもの。
つまり、善人と交われば自然と感化されて心も行いも真っ直ぐになるたとえ。デザインは本人です。麻の柄に大叔母さんが蝋結染めで作製した蓬を入れたんだって。はん治師匠は落語界の中でも悪口を聞いたことがないくらい善い人。...酒癖は良くないけど(笑)。

麻=はん治、蓬=小はぜってことかな。

はん治師匠からの入門の条件が「髪を短くすること」。ボウズ・スポーツ刈り・五分刈り・ソフトモヒカンの中から好きな髪型を選べ、と言われた小はぜくん。ソフトモヒカンを選んでめでたくボウズに(笑)。ソフトモヒカンの前座なんていいわけないだろ!でも二ツ目の抱負が「殻を破りたい」という小はぜくんはまずはソフトモヒカンにしてみては(笑)?

最後にわたしから小はぜくんに一言。

『蓬』に仮名を振ってくれよな。よもぎなんて読めねぇヨ!




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