2016年9月アーカイブ

歴史的大発見?!

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ある日の末廣亭楽屋での会話。

「うちを片付けしてたらさ、いろんな手ぬぐいが出てきたよ。名前を継いだ時に○○師匠(誰だったか忘れました)からいただいた先代の圓太郎師匠の手ぬぐいとかさ、いっぱいあったよ。そうそう、圓朝の手ぬぐいも出てきた」と兄弟子の圓太郎兄さん。

...ん、圓朝の手ぬぐい?...三遊亭圓朝のこと??

【三遊亭圓朝】1839年5月13日~1900年8月11日。落語中興の祖。『塩原多助一代記』『牡丹燈籠』『真景累ヶ淵』『怪談乳房榎』『死神』などの作品や三題噺『芝浜』も圓朝の作といわれる。毎年8月11日には谷中全生庵で圓朝忌が落語協会主催で行われている。

ええ~っ、圓朝の手ぬぐい?...って、亡くなってから116年経ってるし、その時代に自分の名前を染めた手ぬぐいがあったのかも定かではないけど...。

玉「兄さんのお宅に圓朝の手ぬぐいがあるんですか?」
圓「そうなんだよ、圓朝の手ぬぐいが出てきたんだよ」
「聞いたことないですよ、圓朝の手ぬぐいなんて」
「出てきたの、今度持ってくるよ」
「...はあ、よろしくお願いいたします」とわたし。

それから二日後。

「玉の輔、ごめん。どうもちょっと違うみたい。誰かが圓朝の文字を使って作ったんだな」と見せてくれたのがコチラ。

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encho2016.jpg

確かに畳紙には『花』と『三遊亭圓朝』の文字。手ぬぐいを広げてみるとコチラも『花』と『三遊亭圓朝』。でも字体が違う。手ぬぐいのサインらしきものは圓朝のもののようだ。今年も謝楽祭で圓朝サインボールを扱ったわたしにはわかる(笑)。してみると『花』もご当人。...どういうこと?

encho_tatouura.jpg
畳紙の裏を見ると『伏木壽亭筆』『ふじ屋染』と書かれている。

歌舞伎文字勘亭流伏木壽亭師匠(2014年1月30日没)がどういうわけだか圓朝の文字を使って浅草の手ぬぐい屋ふじ屋さんで染めた手ぬぐいらしい。確かに畳紙の文字は勘亭流。歌舞伎には圓朝作品もあるし...。

まあ、この手ぬぐいがどういった過程で作られたのか、また何故『花』なのかはわかりませんがとにかく歴史的発見...かなぁ?!

今回は幻の三遊亭圓朝手ぬぐいでした。圓太郎兄さん、ありがとうございました。

待ってました、三代目っ!

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いよいよ9月21日(水)より
文左衛門改め三代目橘家文蔵襲名披露興行
が鈴本演芸場からはじまります。前座仲間の襲名は嬉しいかぎりです。よーし、ごちそうになるぞっ!

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理事会に挨拶にきた文蔵さん。噺家というより...(笑)。


お披露目に先立ち、9月6日帝国ホテルに於いて披露パーティが行われました。...あっ、思い出した。今から15年前の出来事。とあるホテルで行われた橘家文左衛門真打昇進披露パーティで大事件がっ!

開宴前、列席者が宴席に揃いはじめた頃にそれは起きました。スライド上映のために映像機が天井からゆっくりと降りてきました。我々の隣、先輩噺家のテーブルの真上です。でもちょっと様子がおかしい。その機械がゆっくりゆっくりとかなり下まで降りてきている。あれっ、こりゃあまずいと皆は避難。そのまままるでスローモーションを見ているかのようにテーブルの上のグラスやお皿をガシャガシャーン(笑)。

まあ、ドスーンと落ちなくて良かった。とりあえず怪我人は無し。ところがその数日後、病気を押してパーティに出席した先代文蔵師匠が亡くなりました。悲しみのお通夜の帰りに新井薬師前の居酒屋のテレビの生中継で見た『9・11同時多発テロ』。...悪いことが重なった。もう、今回はそういうことはないでしょう!...祈りましょう。

で、手ぬぐい。不気味です。
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なぜだか、豆絞りに髑髏(どくろ)。何か悪いことが起こりそうな手ぬぐいです(笑)。2014年文左衛門さんが噺家の手ぬぐい大賞を授賞したあの手ぬぐいをデザインした松村久美子さんの作品。

「文蔵師匠らしいものを作りたくて、実は縁起物であると聞いていた髑髏にしました。この文字は知り合いの書道家臥狂さんにお願いしたものです。『打首獄門同好会』や『アシュラシンドローム』といったバンドや『はんだるくん』というアニメに文字を提供している人です。髑髏はもちろんわたしが描いてます!えんじ色の手ぬぐいが女子から人気でした。赤系豆絞りってあんまりないから」

へぇ~っ、えんじもあるんだぁ。今度もらおう~っと。でも、打首同好会もアシュラシンドロームも、もちろんはんだるくんもわかりません(笑)!勉強しときます。

bunzoposter.jpg
気どってるね(笑)。



襲名披露興行の詳しい情報は落語協会のホームページをみてネ!

こちらをクリック!
↓↓↓

四角→丸

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いゃあ、台風!どんどん来るねぇ~っ、困ったもんです。

とにかく、とにかく9月4日(日)の謝楽祭にぶつからないよう祈ってますヨ!とりあえず大丈夫そうで何よりですが...。

わたくしも謝楽祭の出店に備えて着々と準備して当日を待つばかり。追い込みでブロマイド写真の撮影で各寄席をまわっていたところ、またまた鈴本演芸場二階ロビーで見慣れない手ぬぐい発見!暈(ぼか)しに牡丹文字...うーん、見たことないない。渋いねぇ、誰の手ぬぐいだぁ~っ?

ichiba01.jpg
ichiba000.jpg牡丹文字の『市』『馬』そして丸に花菱の紋。
そう、我々落語協会柳亭市馬会長の手ぬぐいです。去年のちょうど今ごろ角文字の手ぬぐいを紹介したんだけど、今度は丸い牡丹文字。市馬会長、頻繁に手ぬぐい変えてるねぇ~っ!こちらとしてはありがたいけど(笑)。

さっそく「兄さん、いま鈴本に飾ってある手ぬぐいください!」とお願いしてゲット!ありがとうございます!

文字のデザインは橘右楽師匠です。市馬会長の希望で暈しで染め上がりました。よぉ~く見るとこの暈し、後ろから前から...ではなく上から下から、微妙に違う色で入ってる。いいねぇ~っ、素敵です。畳紙の文字はご当人、達筆です。

このロビーに飾ってあるということは...そう、九月上席鈴本演芸場昼の部主任は柳亭市馬会長です!謝楽祭にも出店してグッズ販売するそうです。この手ぬぐいも手に入れることができるかも?

とにかく9月4日(日)には湯島天神で落語協会員総出...だいたい総出(笑)でお待ち申しあげます!




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