2016年7月アーカイブ

鈴本演芸場二階のロビーにギャラリーがあります。以前は師匠連の撮った写真展や落語協会公認キャラクターのはなしか展などもやらせていただきました。最近はトリを取る噺家の手ぬぐいが飾ってあります。このブログやわたしの著書『噺家の手ぬぐい』で紹介させていただいた手ぬぐいが飾ってある中に混じって見たことがないものが...。たいがい一度見たら覚えてるはず。

古今亭菊太楼...あれっ、この手ぬぐい紹介したかしら?...調べてみたらやはりまだでしたねぇ。

ということで今回は七月下席鈴本演芸場昼の部主任の古今亭菊太楼さんの手ぬぐいです。この菊太楼さんは芸はしっかりしているのだけど酒癖が悪い(笑)。酒の上でのしくじり数知れず?まあ、現在はまともになりました...かな?

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「2013年のお正月に新しく拵えた手ぬぐいです。噺によく出てくるキセルなので、邪魔にならないかなと思って。うちのかみさんの描いたキセルにわたしが波線を描いて並べました。ただ、キセルの形が好きなんです」(本人)

夫婦揃っての協同作業。いいかみさんだねぇ。わたしもいっしょに呑んだときぐでんぐでんの菊太楼さんを迎えにきてました(笑)。頭が上がらないネ!

浅草鳥越に住んでいる菊太楼さん。近所の呉服屋さんに襟止めを買いにいったところ、そのお店がたまたま歌舞伎役者の市川家橘さんの奥さまの実家だった。ちょうど家橘さんがいらっしゃって、いろいろ話しているうちにそこで手ぬぐいを作ることになったんだってサ。とても素敵なご縁ですねぇ。

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さて菊太楼さんからこの芝居の抱負を一言。

「来てくださったお客さまに楽しかったなぁと思っていただけるように頑張ります」...ありきたりのコメントをいただきました(笑)。わたしも出演してます!

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こちらをクリックすると、チラシのダウンロードできます。
プリントして木戸へお持ちください。


打ち上げどこに連れてってもらおうかなぁ~っ!

馬...いや、狸の恩返し

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昔の池袋演芸場、覚えてますか?

今の建物になって二十数年経つので、このブログをご覧の皆さまの中に前の演芸場に足を運んでくださっていた方も少ない...いや、ほとんどいない...誰ひとりいない...かなぁ?

以前は現在の入り口と反対側から階段で三階へ上がりました。畳敷きの客席で桟敷席と後ろに椅子席。畳敷きなので詰めれば今よりたくさん入る。入るけどお客さまは入ってない(笑)。幅1メートルちょっとの細長い楽屋が高座の真裏にあって座布団が横並びに七、八枚。師匠連の前を前座が「前を失礼します」とところ狭しと行き来する。うーん、懐かしいなぁ。

つい先だって、池袋演芸場のわたしの主任の芝居の初日。今の楽屋も昔ほどではありませんが相変わらず狭い。数年前、前座大型化時代があって、元大関清国関の倅の190㎝超えの木りんクンをはじめ、185㎝前後の前座が何人もいた。狭い池袋の楽屋だと酸素が足りない(笑)。最近は大きい者がいないのでほっとする。

しかし、その日は見知らぬ大男がぬぼーっと立っておりました。

「桂文福のところの恩狸(おんり)です」

と挨拶された。あの河内音頭取りの文福師匠のお弟子さんらしい。新二ツ目のふう丈クンに落語会のチラシを届けに遥々上方からやってきたんだって。終演までいたので初日の打上に誘いました。近くで見るとやたらデカイ!聞くと188㎝。噺家史上木りんクンに次ぐ大きさ。香川県高松市出身で国立の千葉大学を出て現在は文福師匠門下という経歴。香川→千葉→大阪...落ち着きがない(笑)。それともひとっところに居られない事情でも...。こちらの噺家で言うと新二ツ目と同期くらいの芸歴らしい。なかなか面白かったので二軒呑みに連れて歩いたら、帰り際に手ぬぐいを渡されました。それがコレ。

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onritatoo.jpg今年に入ってから、昨年八月の年季明けの報告を兼ねて作った手ぬぐいなんだって。

年季とはこっちでいうところの前座みたいなもの。柄は喜怒哀楽の恩狸クン、可愛いネ。しかしコレは可愛過ぎるヨ。ホンモノはこんな顔してないんだけど...(笑)。

デザイン関係の仕事をしている講談の旭堂南斗さんのお姉さまでyukacchiさんが描いてくれました。彼女にはあの顔がこんな風に見えるのかしら?



そして、何やら読めるのか読めないのかわからない畳紙の文字。『そ』と『かつらおんり』としてあるようだけど...。下手...いや、...もしや、有名な書家さんの文字?尋ねると「自分で書きました」。...なんじゃい!自分の名前くらいしっかり書けぃ~っ(笑)!

後日、恩狸クンから打上のお礼状が届きました。

「『馬面』と呼んでくださり、貴重な思い出となりました」

だって。あなたのことをわたしは馬面と呼んでいたのね(笑)。
そうだよ、馬だよ、狸じゃない!
でも、狸の恩返し、期待してますヨ!

この手ぬぐい、もらえるんです!

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7月7日は七夕です。

一年に一度だけきく姫と彦いちが...あっ、なんか違う?...そう、織姫と彦星が三途の川で...、これも違う。天の川で出会う日。笹の葉に吊るした短冊の願い事が叶うらしい。この七夕に別れたのがわたし(笑)。うーん、十三年かぁ。

今回は七夕にぴったりの手ぬぐいですヨ!

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一面に白鳥座です。
そう、三遊亭白鳥さんの手ぬぐい...違う違うって、柳家小ゑん師匠の手ぬぐいですヨ!小ゑん師匠と言えば星と鉄道、まあ言いにくいけどオタクです(笑)。手ぬぐいは小ゑんワールド全開!白鳥座の夜空に走るのは岩手軽便鉄道。宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の世界です。

このイラストは小ゑん師匠といっしょに月刊天文ガイド(誠文堂新光社)の連載コラムを持つ星仲間の漫画家森雅之さん。この小ゑんメルヘン手ぬぐいシリーズでは毎度お願いしているんだって。六月の小ゑん師匠の主任の芝居、鈴本演芸場ロビーに飾られていたのももちろん森雅之さんの作品。

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とても素敵でしょ?で、今回はものすごい情報を仕入れました!なんと、天文ガイドの『星空川柳』のコーナーに応募して天に抜ける(解りやすく言うと最優秀賞です)とこの手ぬぐいがもらえるのです!どう、耳寄りな情報でしょ?皆さんも星空川柳、作ってみませんか?
http://www.seibundo-shinkosha.net/tenmon/info/contribution.htm

ここでわたしも一句。

「『別々がいいね』と君が言ったから
             七月七日は離婚記念日」

短歌になっちゃった。星と関係ない?...一応、七夕ってことで(笑)。




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