まだまだ御披露目、続きますヨ!

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前回まで落語協会の新真打手ぬぐいを紹介させていただきましたが、落語芸術協会も今月より新しい真打が誕生いたします。

講談で松鯉先生門下きらり改め神田鯉栄さん、2014年に亡くなった三代目圓師匠に入門し、現在は圓馬師匠門下の橘ノ圓満さん、可楽師匠門下可女次改め三笑亭可風さんの三名です。おめでとうございます。

まずは鯉栄さんの手ぬぐいです。柄は「高座で使える」を優先的に考えた古典柄の『うねり縞』。縦のうねった縞がまるで滝のように見えます。名前に併せてまるで鯉の滝登り(=目覚ましく立身出世すること)。たいへんにおめでたい、真打昇進にぴったりの手ぬぐいです。これなら高座の邪魔になりませんネっ。
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古くは縞模様を筋や条または段、縦横に交差するものは格子と呼んでいました。その後海外から縞地の織物が輸入されて、これを『島渡り』『島物』等と言ったことから、複数の線からなる文様を『縞』と呼ぶようになったんだって。プチ知識ッス!

続いて圓満さん。
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日本一の富士山より天高く揚がった圓満奴凧。画は友人で童心庵の名で夜の紙芝居を主宰している岐阜県恵那市林昌寺住職の宮地直樹さん

「デザインは全てお任せでした。慶事のことでありお目出度い物を取り入れようと苦労したようです。都々逸はアタシの作です。隙間があるので何か一言という事で考えました」

と圓満さん。上下の市松模様は2020年の東京オリンピックの新エンブレムとはなんの関係ありません(笑)。


可風さんの手ぬぐいは『露芝』。

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なぜかウミガメがいる。実は可風さん、元は六代目古今亭志ん馬師匠のお弟子さん。落語協会におりました。師匠が亡くなって落語界を離れて小笠原諸島父島でウミガメの調査をしていたという変わった経歴の持ち主。で、可女次(かめじ)でウミガメが手ぬぐいにいるのです。

「ワンポイントのウミガメのウミガメの前足のラインを丸くしてくださいとお願いしたら前足を丸くされてしまいました。あれじゃ、泳げない...」

と可風さん。普通の人間にはそんなことわからねぇよ(笑)。
畳紙の文字は縁筆書家そやまっくすさんによるもの。
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三人に真打の抱負を聞いてみました。

鯉栄さん
「わかりやすく、お客様の心が湧くような講談を心がけたいです。聞いてよかった、また聞きたいと思ってもらえるような講談師になりたいです」

圓満さん
「前座噺でトリをとってもお客様に満足していただけるだけの話術を身に付けたいです。そして、皆様から愛される芸人になりたいです」

可風さん
「長生き」...なんじゃそりゃあ(笑)。

三人三様ですねぇ。

御披露目は五月上席末廣亭からはじまって、中席は浅草演芸ホール、そして六月中席の池袋演芸場へと続きます。詳しくは落語芸術協会のホームページにアクセスしてください。
https://www.geikyo.com

では皆さま、がんばってくださいネっ!

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