2016年4月アーカイブ

師匠の祖父孝行?

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上野からはじまった御披露目も新宿、浅草をまわって池袋。いよいよ終盤戦です。ここを乗り切れば国立演芸場までちょっとお休み。

そして、新真打手ぬぐい紹介は今回でおしまい、殿(しんがり)は鬼〆改め台所おさんさん。名前も見た目も動きもかなり不気味な噺家です(笑)。師匠は柳家花緑さん。なんとおさんさんは師匠より年上なんです!面白いネっ...って面白いかなぁ?

『台所おさん』という名前は先代柳家小さん師匠、花緑さんのおじいちゃんが自分の弟子に付けたかった芸名。みんな嫌がった(笑)名前も小さん師匠が亡くなって早15年、やっと念願が叶いました。
おじいちゃん孝行ができたね、花緑さん。

さて、手ぬぐい。

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わぁ~っ、楽しそうというかちょっと不気味といった方がいいのか、なんともおさんさんぽい手ぬぐいだねぇ(笑)。お釜の噺家に客席にはすり鉢・やかん・囲炉裏鍋・おひつ・徳利とお猪口の親子、そしてこの中には場違いな扇子。

デザインはイラストレーター兼デザイナーで西荻窪のギャラリー『Cadocco』のオーナーの原田史子さん。地元西荻の落語会がご縁でお願いしたそう。原田さんは『play on words』というブランドで手ぬぐい等の製作をしているそうです。うーん、プロですね(笑)。

「名前の配置に悩みました。高座にめくりを置いて、とも考えましたが喋っているのが釜なので何か違う気がして...。それで最初の案では左下のお客がうちわだったので、それを扇子にすれば噺家が使っているものと同じになる!と考え解決した次第です」(本人)

手ぬぐいと畳紙の『台所おさん』の文字は師匠の花緑さんです。

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真打の抱負は?

「これからも色んな事があって何か考えたりすると思うのですが愉快な気分でなるたけ過ごせるように精進したいと思っております」...だって。うーん、あんまり真打の抱負っぽくないけど(笑)、彼らしい。
ガンバりましょう、お互いに!

さて、ひとつお知らせです。わたしが出演したテレビ番組『アド街ック天国』(テレビ東京)上野広小路の回が再放送されます!4月24日(日)午前10時30分です。見逃した方、是非ご覧あれい。

『ぼたん』はたけ平がかきました!

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はい、今日から(11日)から鈴本演芸場昼の部、わたくし五明樓玉の輔主任の興行がはじまります。師匠小朝も仲入りで出演。ご来場お待ちしております。下のチラシのダウンロード、コピーでも割引されますのでどうぞご活用くださいませ。

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ダウンロードは↑↑↑こちらからどうぞ
 
さて、今回も新真打の手ぬぐい。披露興行も上野、新宿が終わって浅草までまいりました。この芝居は自分の主任があるため口上はお休み。...と思いきや、代演で四日間行きます(笑)。口上が15時20分くらいに終わって猛ダッシュ、16時の鈴本の主任に向かう。考えただけでもうんざりだねぇ。まあ、仕事なんでしっかりやりますヨ、...たぶん(笑)。

手ぬぐい紹介は四人目です。
今回の新真打の中で紅一点、こん平師匠門下の林家ぼたんさん。彼女は声がステキなんです。落語協会のお祭りでアナウンスしている声を聞くと、どっかの局アナかなぁと、勘違いする?ちょっと褒め過ぎ?でも、いいものはいい。

鈴本の高座では『子別れ』を熱演。うちの師匠に「どうだった?」と聞かれ「気持ち良かったです」と答えた。なかなか言えないよ、気持ち良かったとは。ましてや、女性が気持ち良かったというなんて(笑)。大物です、ぼたんはっ!

この御披露目は正蔵師匠が師匠代わりで口上に上がっています。でも、お弟子さんの晴れ姿にこん平師匠も各席に駆けつけてくださっているそうです。ありがたいネっ。

で、手ぬぐい。二ツ目時代と同じ柄です。思いっきりぼたんッス!これをほかの噺家使ったら怒っちゃうヨ、ってくらい大きな大きなぼたんの花。コレ、とっても好きなんですよ、わたし。いいでしょ、すごくいい。確かにこれを超える『ぼたん手ぬぐい』はハードルが高い。

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「名前が変わらなかったのと、皆さんが褒めてくださっていたものを変える理由がなかったので」(本人)

そりゃ、そうだね。そして、畳紙と手ぬぐいの『林家ぼたん』は今回いっしょに昇進した同期で一門のたけ平さんの文字。へぇ、たけ平さんって字が上手かったんだぁ。

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「『女の噺家』から『ただの噺家』になりたい。死ぬまで女であることに違いないけれど。寄席に出てきて『あっ、女だ』と意識させない噺家になりたい。男っぽくするのでもなく女を押し出す訳でもなく、ただの噺家として寄席に出られるようになりたい」(本人)

講談の世界は、逆に女性が多くなりすぎて男の方が珍しくなった。落語界もずいぶん増えてきた。そのうち逆転する世の中が来るのかなぁ?

ぼたんさんの浅草演芸ホールの出番は4月14日と19日です。

もう少しだぁ、がんばってぇ~っ!


テクニシャンなんです!

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3月21日からはじまりました落語協会新真打披露興行。

わたしも一応理事なので交互で口上の司会をやらせていただいております。今回のわたしの初出番は3月23日の林家たけ平くんの御披露目。

本来の出演時間は20時で口上のあと。しかし、この日は18時30分上がりでした。一席終えたあとに事件発生!口上用の黒紋付に着替えようと風呂敷包みを開けて驚いた。普段の高座用の着物と色紋付の羽織。

あちゃぁ~っ、間違えて持ってきちゃった!ちゃんと前日に黒紋付袴を支度してあったのにぃ~っ。馬風師匠、市馬会長、正蔵副会長、そしてその日口上に上がるうちの師匠(小朝ね)に「すいません、黒紋付忘れましたぁ!すぐに取ってきます!」と告げて、うちまで猛ダッシュ(笑)。近いっていいね、わたしの出番のあとに上がったら紙切りの正楽師匠の高座がちょうど終わった時に戻れました。新宿だったらと思うと青ざめです。

口上でうちの師匠がいきなり「たけ平くんというと思い出すのがわたしの九州の独演会です。前座で連れて行ったとき、ホテルにデリヘル嬢をよんだんですね。そうしたらその娘が昼間の独演会に来てたらしいんですよ。当然、たけ平くんの噺も聞いていて『さっきの落語は70点だったけど夜は100点ね』。彼はテクニシャンなんです」。
隣でたけ平くんが滝のような汗をかいていた(笑)。

そんなたけ平くんの手ぬぐいはもちろん『竹』。竹は節があって、その節目節目で真っ直ぐに伸びるということでたいへん縁起の良い柄です。

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「寄席文字の橘右之吉師匠に全てお願いいたしました。たけ平だけに『竹』でして、もう『たけ平』=『竹』を徹底していきお客さまに竹と言ったらたけ平だと思っていただけるようがんばります」

畳紙の『壽』はおばあちゃん、『林家たけ平』はおじいちゃんが書いたもの。たしか以前の手ぬぐいのときもそうだったねぇ。

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「亡くなったあとでも残るかなぁ、と思って」という理由なんだって。優しいお孫さんです。このおじいちゃん、おばあちゃんが23日の御披露目に来てた。口上を聞いて悲しんだろうね(笑)。


「寄席のどんな出番に上がってもお客さまのご負担にならないような明るい高座をがんばります!」

たけ平くんの末広亭の御披露目は4月1日と9日です。がんばってネっ!

コチラもよろしくです。





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