2015年10月アーカイブ

前回のつる子ちゃんに引き続き、新二ツ目の手ぬぐいを紹介いたします。

今回は落語協会初の京都大学出身の噺家です!京大だよ、国立。うーん、親は泣いてるよな(笑)。実際、母親は大反対。

それを振りきって入船亭扇遊師匠の門をたたいてはや五年、ゆう京改め遊京クンです。『ゆう』の字が平仮名から漢字になりました。漢字に変わっただけなのになんか偉そうだねぇ。もちろん『京』は京大から取ってます!ますます偉そうだな(笑)。まあ、芸協には東大がいるからなぁ。

手ぬぐいはコチラ。

yukyo00.jpg「自分でデザインしたものを佐藤染業さんに製図していただきました。蒸気の立ち上がる様子を表す『立涌(たてわく)』という柄を波に見立てました。立涌は『上昇』という意味があり、あやかりたいです。日本の名随筆というシリーズの『落語』に大師匠扇橋の文章が載っています。それを見ると、気の小さい自分が、よし頑張ろうという気になります。その気持ちがこの船です」(本人)

なるほどねぇ。でも上昇という縁起の良い立涌を横に倒しちゃったら横ばいだけどネ(笑)!

前座時代は師匠のお宅でベランダにおかみさんがいたことを知らずに鍵を掛けて閉め出してしまったり、末廣亭ではマイクをお客さんに向けて出したりとおっちょこちょいなしくじりをしていた遊京クン。「同期の三人には絶対に負けたくありません!」と、強い男になりました。

今年春の選抜高校野球に母校松山東高校が82年ぶりに出場して初戦を突破。

「前座なので応援には行かれませんでしたが、ふだんお話できない馬風師匠や木久扇師匠からおめでとうと声を掛けていただき、涙が出るほど感激し、勇気づけられました。その活躍にあやかって江戸前の噺家になりたいです」

...江戸前って、愛媛出身じゃねぇか(笑)!

ちなみに前々回手ぬぐいを紹介した金時さんは前座時代、甲子園に出場した母校堀越学園を応援する姿がテレビに映り大しくじりをしました(笑)。

遊京クンは11月上席鈴本演芸場昼席から。あらら、あとの出番が馬風師匠じゃん!さっそく試練だねぇ(笑)。

yukyo002.jpg
9月に行われた謝落祭の遊京クンのブロマイド。「おまえたちとはココのデキが違うんだよ。オレ京大だけど、なにか?」と言っているよう(笑)。

yukyo003.jpg
でも、字を見るとあまり賢そうにはみえない(笑)。

ボクの大好きな...。

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さて、11月上席から新二ツ目が誕生いたします。正蔵師匠門下林家つる子ちゃん、扇遊師匠門下ゆう京改め入船亭遊京クン、馬生師匠門下駒松改め馬久(ばきゅう)クン、木久扇師匠門下扇兵衛(せんべえ)クンの四名です。みんながんばってくださいな。これから四回にわたって手ぬぐいを紹介いたします。

まずは女子噺家わたしのイチオシ林家つる子ちゃん。可愛いッス!大好きです(笑)。中央大学落研出身で学生時代は女性落語選手権でチャンピオンになってる。ネタはうちの師匠のビデオで覚えた『宗論』。...わたしのと同じじゃん!2011年3月に正蔵師匠に入門。四年半の前座修行を終えて晴れて二ツ目に昇進いたします。おめでとネ!

手ぬぐいを作るに当たって相談を受けました。まあ、柄は地元群馬県の手ぬぐい屋さんにデザインしてもらっているようで、それを持ってわたしのお世話になっている佐藤染業さんへ。話を聞き、色決めや細かい柄の直しをしたりとつる子ちゃんと楽しい手ぬぐいデート(笑)。

出来上がったのがコチラ。

tsuruko.jpgIMG_4982.JPGたくさんの鶴の群れが羽ばたいています。元々は薄い色にする予定でしたが、結局この二色に。でもこっちの方が鶴が際立って良かったねぇ。ポイントは白抜きの鶴に混じっているスケルトンぽい鶴

よーく見ると『つ』『る』『子』になってる。わかる?いやぁ、素晴らしい。天晴れです!畳紙の文字はなんと柳家さん喬師匠。...ん、二人はあやしい?実は中央大学落研時代にさん喬師匠の会のお手伝いをしていたそうで、そんなご縁でお願いしたんだとさ。『寿』がステキです。

そして、つる子ちゃん情報。

講談社主催のミスiDコンテスト2016のセミファイナルに残りましたぁ~っ。おめでとう。知人の薦めで応募したらしいんだけど見事セミファイナル進出です。たまたまこの情報を仕入れたわたしがおめでとさんメールを送ると、当人は知らせを受けていなかったらしく、わたしの連絡でわかったらしいのです。おもしろいね。

ちなみにミスiDの『iD』とはアイデンティティーとアイドルの『iD』なんだって。ミスiDのホームページからつる子ちゃんのエッチな...エッチではないけど写真が買えます。着物姿と私服ヴァージョンもあります。眼鏡をかけて座ってるつる子ちゃんがわたしのお気に入りッス!

つる子ちゃんの二ツ目は11月上席鈴本夜席からスタートです!応援してくださいネ!


九月下席鈴本演芸場の昼の部は三遊亭金馬師匠の芸歴75周年記念興行が行われました。75周年?...75周年ってどういうこっちゃ?
平均寿命じゃああるまいし(笑)。

金馬師匠は小学校を卒業して三代目金馬に入門。現在86歳です。今年の二月、浅草でトリを取った楽日には『芝浜』演って打ち上げで焼肉(笑)。ホントお元気です!

金馬師匠の逸話で好きなのは、ラジオで腹話術。...ほんまかいな?師匠は昔、余興で腹話術をやってた。それをラジオの生放送でやったらしいのです。

こんな噂話、ホラに違いない!師匠に確かめたら「やったんだよ」...だって。ラジオで腹話術!?...なんじゃい、そりゃあ(笑)。

で、今回の手ぬぐいはこの金馬師匠...ではなく、ご子息の三遊亭金時さん。金馬師匠の次男で二番弟子です。まあ、わたしとはいっしょに前座修業をし、またいっしょに真打に昇進した仲。良く遊びました。二ツ目時代には悪さもしましたが、ここでは書けないことばかり(笑)なんで、さっそく手ぬぐいの紹介します。

kintoki01.jpg
紗綾形に『喜』『楽』。

【紗綾形】卍(まんじ)を斜めに連ねた連続模様。中国の明から輸入された紗綾(さや)という絹織物使われた文様で、端正で品格のある雰囲気から皇族・武家に好まれた。不断長久(絶えることなく長く続く)という意味があって繁栄や長寿を願うもの。

とにかくおめでたい柄におめでたい文字。縁起の良い手ぬぐいです。

『喜』『楽』の文字はデザイナーさんのものですが、デザインの仕事をする方が書いただけに収まりが良い。『三遊亭金時』の文字は金時さんが書道を教わっている先生によるもの。さすがです。色も落ち着きがあって使い勝手が良い手ぬぐいに仕上がりました。

さて、次回からは新二ツ目手ぬぐいです。11月上席から新しい二ツ目が四人誕生します。おめでとさん。わたしの大好きなあの娘も昇進です!お楽しみにぃ~っ。




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