2013年9月11日アーカイブ

細かいヤツ

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真打の披露目ってやたらお金がかかります。まず披露目前に三点セットと呼ばれる手ぬぐい・扇子・口上書きを配ったり、着物を新調したり、パーティーを開いたりします。始まれば始まったで、打ち上げをしなければならないし、お手伝いに来てくれた後輩達に車代を渡します。

もちろんご祝儀もいただきますが大赤字です。これだけ使うと頭の中がバカになって、どうでもよくなります(笑)。一応、番頭と呼ばれる面倒なこと一切を任せる後輩を置いて仕切ってもらいますが、その番頭も自分の金じゃないので、適当に使います(笑)。

わたしは今から十五年前に四人で真打に昇進しました。各自それぞれ番頭をつけていましたが、共同で使う分のお金は、四人の中のあるひとりが管理していました。けっこう使うので、無くなるたびに「明日○○円持ってきてください」と催促がきました。

しかし、その催促があまりに多いので「ちょっと今までの収支を見せてくれ」「...わかりました」と翌日その収支を表にして持ってきました。コレがすごい。

打ち上げ代○○円・後輩車代○○円×○○人・席亭お礼品代○○円・タクシー代○○円......などなどずらーっと並んだ最後の行に「不明金○○十万円」...ん?なんだこの不明金○○十万円って!!この不明金が知りたいんだよ、オレ達はっ(笑)!

こんなおおざっぱな感じが噺家の披露目です(笑)。ですから、あまり細かいヤツはいません。

というわけで今回の手ぬぐいは『細かいヤツ』をやめた...微妙にリニューアル手ぬぐいです。新真打第二弾、金原亭小駒改め龍馬さん

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龍馬といえば、福山雅治。坂本龍馬も武田鉄矢にずーっと『自画自賛勝手になりきり龍馬』でいられたらたまったもんじゃない(笑)。良かった良かった。

で、落語界の龍馬さんは高知県出身......でもなんでもない!
金原亭の馬系の名前が残ってないので、勝手に作った。
なりきり初代龍馬です(笑)。

我々噺家の手ぬぐいは注染という方法の染め方をするため、キチンと型を彫ってもらいます。大きな柄ですとそれほどではありませんが、細かければ細かいほど型代がかかります。小駒時代の手ぬぐいの柄は唐辛子。コイツが細かい!自書『噺家の手ぬぐい』で紹介した手ぬぐいの中でも一、二を争う細かさです。こりゃあ型代もかかるわな。

ryuba_gara.jpg



で、マイナーチェンジ。ちょっと、ほんのちょっとだけ大きくなった唐辛子柄です。確かにコチラの方が唐辛子がわかりやすい!......ん?でも周りの霰(あられ)模様が細かすぎやしないか?







これじゃ、型代が...(笑)。やっぱり細かいヤツだったネ。

ryuba_name.jpg
この『金原亭龍馬』は伯楽師匠のおかみさんが書いてくれたそうです。
お見事!おかみさんにはわたしもゴルフでお世話になっております。


これからは龍馬の時代ですよ。

『 冬 来 た り な ば 春 唐 辛 子 』

披露目が終わったらゆっくり奥さんと「龍馬がイく」してください(笑)。

【金原亭龍馬 出演日】
鈴本演芸場9月22・30日
末廣亭10月2・6日
浅草演芸ホール10月14・17日
池袋演芸場10月25・28日
国立演芸場11月1・3日

※鈴本・末廣亭は夜席、浅草・池袋・国立は昼席です。


kinjirusi09112013.jpg
B級グルメが流行ってます。まあ、A級グルメって言葉は無いけどネ(笑)。
お手頃価格でそこそこ...そこそこ以上に美味い。味なんて人それぞれ味覚が違うし、はっきりした数値には表せ無いけど口にした大多数の人が美味しいと感じる、そんな食べ物。

わたしはグルメではないけど、まあこういう仕事をしていると全国各地のけっこういい店でご馳走になったりする。前座時代、十代の頃からうちの師匠に連れられて、今でも自分のお金じゃ絶対行かれない(笑)高級店で食事をしていました。イタリアン・フレンチ・料亭から焼き肉屋まで。で、舌が肥えたのかバカになったのかどうかはわからないけどネ(笑)。

そんなわたしが最近お気に入りの食べ物の紹介です。

そいつの名は『あげづけ』。たぶん、揚げて漬けてあるからあげづけです。以前観たテレビ番組で、『地方の人間は誰でも知っていて、のべつ食卓に並んでいるけど、その地域に住んでいないと見たことも聞いたことも無い、そんな食べ物特集!!』...秘密のケンミンショウ的なコーナーで紹介されていて、「うーん食いてぇ!」とよだれグジュグジュになったのがあげづけ。

NEC_2840.JPG
ひとパック260円也。


油あげと厚揚げの真ん中みたいなものを揚げて秘伝のタレに漬けてからまた揚げて...これを繰り返して作る。美味そう!!でも、コレは岐阜県の飛騨高山に行かないと食べられない。

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タレの秘密はアミノ酸。一応、油あげなのね。


なーんだ、つまんないの...と思ってたらなんとありました。しかも、ご近所のスーパー吉池に!!ちゃんと「岐阜県高山市 古川屋」とある。ホンモノだ!早速購入。食べ方はいたって簡単、フライパンで軽く焼くだけ。とても香ばしい匂いがたまりません。食感はサクサクでもなく、ジュワジュワでもなく、サクジュワです。秘伝のタレも丁度良く沁みていて、ひとパック五切れをあっという間に完食。

NEC_2842.JPG
少しだけ焦がす感じで食べます。


一度食べたらやみつきになるあげづけ。
食卓にもう一品という時にいかが?



*****

そして本日より池袋演芸場にて主任つとめます。
皆様のご来場お待ちしております。

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