老舗でお誂え

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噺家は真打に昇進するにあたって三点セットと呼ばれるものを作ります。三点セットとは扇子・手ぬぐい・巻物、いわゆる口上書きです。それを我々落語協会なら協会員全員と芸術協会の真打に配ります。

ここで要らない豆知識。協会員とは真打と二ツ目、そして色物さんのことで前座は入らない。そう、前座は落語協会員ではないのです。二ツ目になって初めて協会員として認められるのです。

わたしは前座の頃「自分は落語協会だぁ〜!!」って思ってた。前座が協会員じゃないって知ったのは最近です(笑)。あれっ、お囃子のお師匠さんたちは協会員だったよなぁ...たぶん?

どうでもいい、豆にもならない豆知識でした(笑)。

で、三点セットの扇子なんですが落語協会は一本、高座で使われる毎度おなじみのものを入れます。そこへいくと芸術協会さんは二本、夫婦(めおと)のものが入ってます。太っ腹ぁ〜!!コレは芸術協会の会長、桂歌丸師匠のご意向(らしい)。

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コレがいただいた夫婦扇子。
左の方が少し小さいのがわかる?


むかし、芸術協会も一本だった気がします。歌丸会長になってからこうなったんじゃないかなぁ?「お目出たい御披露目なのだから扇子は夫婦が当たり前!」ってことみたい。ウチの協会から三点セットが届くと「なんで夫婦じゃないんだ、落協は!!」って怒っているという噂。

ココで本日の豆知識パート2!芸術協会の芸人は我が落語協会のコトを落協(らっきょう)と呼びます。芸術協会の人間と話をしていて「ラッキョーはさあ...」なんて言われても意味わかんねぇ〜って感じ。

落語協会の人間はラッキョーなんて言わない。協会と呼ぶ。落語協会はキョーカイ、芸術協会はゲーキョーです。落語協会のコトをラッキョーと呼んでいたらその人はゲーキョーの芸人、もしくはゲーキョーフェチです(笑)。以上、豆知識パート2でした。

で、今回の手ぬぐいは五月上席から真打に昇進するゲーキョー(笑)三笑亭月夢改め世楽さん、夢丸師匠のお弟子さんです。この度、芸術協会は三人の新真打が誕生するのですが、世楽さんは三人の中で一番先輩、兄さんです。

手ぬぐいは三日月。あれっ、名前変わったんじゃなかったっけ?なのにいまだに手ぬぐいの柄は月。

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コレは「月夢でございましたので、その時分の事を忘れずに、真打になったからと奢らぬように」(本人談)...なんだって。偉いネ。並んだ月の中でふたつ、黄色いモノが。コレ、いいね。アクセントになってます!

そして、畳紙も凝ってます。芽吹いた新緑=新真打。それで緑なんだって。金かけてます(笑)

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えっ、三越呉服部?? 三越で作ったの? 高かったんじゃないの? わたしの記憶では、三越で手ぬぐいを誂えた噺家は初めてです。世楽さんは住所も中央区だし、ことによると金持ち? 今度、おごってもらえますか?

...ダメだ、だって「真打になったからとおごらぬように」って言ってた(笑)


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我々噺家って日本全国津々浦々いろんなとこ行きます。たぶん、全県行ってるんじゃないかなぁ〜?二ツ目の頃NHKで『小朝が参りました!』って番組があって、わたしも出演してたんでいろんな県に行きました。のど自慢みたいにNHKは公平を保つために全国をまわらなきゃいけない。でもウチの師匠は何処へ行っても観光はしない。ご当地の美味しい物は事前に調べて食べに行くけど、それ以外はホテルと会場の往復のみ。わたしも出不精だったのでそれはそれで良かった。

でも、最近は時間があったら観光をする。一人での仕事の時は自由がきくの旭山動物園や道後温泉、鳥取砂丘へも前乗りしてわざわざ行きました。

そんな一人旅も去年からは相棒と二人旅。ちっこいけど愛嬌があってかわいいヤツです。コイツともいっぱいいっぱい旅をしました。沖縄では首里城、熊本の水前寺公園、大阪のおばちゃんたちにも会いました。玉造温泉や箱根、東北は福島、宮城、青森。被災地にも行きました。いつもわたしのそばにもコイツがいる。

そうはなしかクンです。はなしかが誕生して早一年。全国を連れ歩いて撮った写真は800枚を越えました(笑)。


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4月13日、和歌山県白浜に行きました。
飛行機まで小一時間あったので
「そうだ、パンダちゃんと写真を撮ろう!」
アドベンチャーワールドまで送ってもらう。
すると入園料が3,800円!
貧乏人は入口のパンダ人形とのツーショットであきらめました(笑)。


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300枚入るアルバムが三冊目。お前はぺーかっ(笑)!!


写真を撮っちゃあプリントしてアルバムに入れて...。たまにはそのアルバムを打ち上げや素人の飲み会に持って無理やり見せる(笑)

こんな写真たちに日の目を見せたい。そうだ、写真展をやろう!
どこでやろ?うーん......あっ、鈴本、鈴本演芸場だっ!

以前二階のスペースで小三治師匠やたい平くんが撮った写真を飾ってたっけ。ずいぶん使ってないし、あそこでやろ。早速、若旦那に連絡。許可が出る。ありがと、あっチャン!よっ、色男!!...と、ちょこっとヨイショ(笑)

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写真展の追い込みで大忙し。
パネルの中の枠はわたしの手作り(笑)。
あ〜、たいへんたいへん。


そんなことで4月21日〜5月20日まで鈴本演芸場二階特設会場で『はなしか写真展』が開催されます。入場料さえ払えばもちろん写真展には一切お金がかかりません。ぜひご来場ください。お待ちしております。

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飾り付け完了!
平行に飾るのむずかしいネ


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楽屋連中プレ公開中!



ポストカードも特別に割引販売が決定!
その他、はなしかグッズもヨロシクお願いします。

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いつも楽しく拝見しております。





























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