2012年8月アーカイブ

黒い白鳥

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まずは、85日に谷中初音の森で行われた圓朝まつりのご報告。


昨年までの全生庵から場所が移って第一回目の圓朝まつり。わたくしも実行副委員長として昨年末から、台東区役所や谷中の商店街の方々、谷中圓朝まつり実行委員会の皆さん、などなどたくさんの打ち合わせをしてどうにか実現の運びとなり、大きなトラブルもなくなんとか終えることができました。。ご協力ありがとうございました。




わたくしは毎年『ハルベル堂』という店舗を出して、芸人ブロマイドと圓朝お宝くじ付き手ぬぐいを販売。今年は新しく生まれ変わってのお祭りで様子見もあって例年より数少なく用意したこともあって、あっという間に完売。楽しみにしていた方には、たいへん失礼をしてしまいました。申し訳ありませんでした。

来年はたくさん出しますので、よろしくお願いします!


たいがい、出店者は毎年同じメンバーなのですが、今年は三遊亭白鳥さんが初参加してくれました。白鳥さんは春風亭昇太兄さん、柳家喬太郎さん、林家彦いちくんとともにSWAのメンバーで、なかでもちょっと変わった新作落語、白鳥ワールド大人気です。


わたしと白鳥さんはいっしょに前座時代を過ごした仲間で、当時は貧乏が売りで、貧乏ネタでずいぶん稼いだにもかかわらず貧乏を貫いた芸人です。ちょっと稼いでいる前座仲間がいると、先輩後輩にかかわらず、たかりまくり(笑)。わたしも「兄さん、日本酒の美味しい店があるから行きましょう。」

その店で、なんとにいがたクン(白鳥さんの前座名)、金目鯛を頼みやがった!メニューを見たら、『金目鯛 時価』...時価ぁ~!?...人の金ならなんでもやる男です(笑)。

御飯・味噌汁おかわり自由の豚カツ屋では、六杯おかわりして、店長さんに「これで最後ですよ(怒)!!」と茶わんをドーンと置かれた(笑)。





そんな白鳥さんも現在は売れっこ噺家。でも、お金に対する執着心は相変わらずです(笑)。この圓朝まつりでも、やってくれました。『SWANBOOKストアー』を出店し、なんと打ち合わせもキチンと参加してやる気満々!小金を稼ごうと必死です。毎年出店している弟弟子の丈二クンや、わたしにアドバイスを求めてくる。当日、白鳥さんの店舗には自著の落語小説『ギンギラ★落語ボーイ』や自作の落語に出てくる流山動物園の動物たちのトレーディングカード、そして新作手ぬぐいを販売。なんと小説本は三百冊も出版社から作者割引で買い取って大儲けを狙います。もちろんサイン入り。これが売りです。.........し、しかし、白鳥ファンは『ギンギラ★落語ボーイ』は購入済み。噺家の本なんてたいがいサインは入っている(笑)。圓朝まつりでもう一冊買うヤツはいない!トレーディングカードだって目論み通りには売れない!結局は大赤字、本は240残った。買取のため、出版社には戻せない。がんばれ白鳥、残りは来年の圓朝まつりで売ろうぜぃ!


でも、新作手ぬぐいはまずまず売れたようです。新しい手ぬぐいを染めたのを聞いていたわたしはこのブログで紹介しようと圓朝まつりの当日の朝、「ブログに載せたいから、手ぬぐいを交換してくれない?」と持ちかけたところ、「いやぁ兄さん、みんな売れちゃうと思うからダメだよ!もし、余ったら」と強気発言。でも今、わたしの手元にある。

やっぱり残っちゃったようです(笑)。


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デザインは当人荒波の上を白鳥が三羽。iPadを使って作ったそうで、最初の原案では白鳥が四羽。でも手ぬぐい屋さんから『四』は縁起が悪い、と三羽に変更。当たり前だよね(笑)。

また、背景も朝日と夕日にしようと思ってたら「そんな難しいのは無理!」と手ぬぐい屋さんからのダメ出し(笑)。結局、こうなりました。苦心の作です。でも、白鳥さんの絵はとても好きです。白鳥ファンにもたまらない一本になってます。欲しい方は来年の圓朝まつりで買ってあげてください(笑)。でも、大赤字喰らったからなぁ、もう出店しない...かも?


とにかく、白鳥さんの腹黒い部分がたくさん出た圓朝まつりでしたぁ(笑)。



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えー、落款です。我々噺家は色紙の隅にちょこっと朱で落款を入れたりします。たいがいは業者さんに頼んだり、お客さんからいただいたりしているようですが、わたしはもちろん自分で彫ります!

今考えてみれば、高校の美術の授業で彫ったのが一番最初。たしか、TAKASHIと彫りました。我ながら素敵な落款でした(笑)。前座時代、よく消しゴム印を作ってました。まあ、いまだに消しゴム印は彫ってます。




今回は、石に彫った落款です。落款って落成款識なんだってサ!!わたしは習ったこともないし、ルールもなにも適当、自己流です(笑)。東急ハンズやユザワヤ、世界堂とかで見つけて安いものをまとめて買います。小さい石だと100円~300円くらい。安いでしょ?石の種類とかもよくわからない。だから、彫りやすい石もあれば硬くて彫刻刀が入らないものもある。彫刻刀も篆刻用のものも持ってるけど、実際使っているのは、小学校の図工の授業で使っていたものと同じヤツ。こっちの方が素人は彫りやすい(笑)。


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←篆刻用の石。まだまだあります!



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皆さんも見覚えあると思います、

トンボ印の彫刻刀。→

隣の細い彫刻刀は篆刻用のモノ。



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← 一応、本も持ってます!















ねっ、かわいい石でしょ?

↓ 持ち手に付いてる飾りがステキっす!


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八月上席号のブログで紹介したように以前、春亭右乃香さんの落款を彫りました。右乃香の『香』の字。その右乃香さんがかわいい石をくれました。いままで彫ったことない材質の石。持ち手が付いていて飾りもステキ。三つ並べて「どれが良い?」というので「コレ」と指指すと「じゃあコレとコレあげるネ。」と二つくれた。





で、残った石を手にとって「この石でわたしの彫ってヨ!」......やられた(笑)。「前に彫ってもらったのは白文はくぶんだからコレは朱文でお願いします。」...白文...朱文...何それ??...つまり、石に文字のほうを削ると捺したとき白くぬける。余白のほうを削ると文字が朱になる。なるほどねぇ~。でも、いつも白文で朱文なんて彫ったことない(笑)。まあ、石もある程度大きいし(3cm×cm)なんとかなるでしょ!と、引き受ける。



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←ご覧の通り、ほとんどが白文。良く使う落款と以前使っていたもの。



石を預かってから数日したある真夜中、思い立ったようにとりかかる。たいがいこういう作業は夜遅くからはじめる。なんとなく石に『右乃香』と書いて彫ってみる。...

...ん?石が堅い!彫れない!彫刻刀を替えてみる。...やはり無理。あきらめる。こういう時の決断は早い(笑)!




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すごい落款を発見!!『菜』の印。松嶋菜々子の『菜』です。NHK朝の連続テレビ小説『ひまわり』1996年の主役だった松嶋菜々子さんにプレゼントしようと思って彫った落款。

すごくない? 会ったことないのに勝手に彫っちゃった。コレが彼女に渡っていたら反町隆史はいまだに独り者だったはず?


とにかく歴史に残る落款です。







翌朝、起きると昨晩のまんま道具が放り出してあった。片付けるのが面倒なんで起きぬけに彫ってみる。昨日と別なとこをに刀を入れると思ったより軽く彫れた。...たぶん昨夜は酔った勢いで彫ったから力が入らなかったのかわからないけど、ずいぶん楽に彫れそうだ。もう一度、表面をサンドペーパーで削って作業開始!トレッシングペーパーとカーボン紙で本格的に転写!彫っちゃあ削り、彫っちゃあ削りを繰り返す。その途中途中で捺してみる。初めての朱文にしては上手く彫れているようだ。しかし、いつもの石より大きいのでサンドペーパーをかける時に四隅が削れ過ぎてしまうので手間取る。途中何度も指に彫刻刀を刺す!血だらけで気がついたら昼になっていた。いつもの白文ならちょちょいのちょいなんだけどねぇ~。


でも、我ながら素敵にできました!


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たいへん良くできました。

『右』の文字は篆刻だと逆になるんだぜぃ!!

間違いじゃないんだぜぃ!!



早速、右乃香さんにメール。すぐ取りに来た(笑)。

たぶん、喜んでいるように見える気がする()??

とにかく篆刻楽しい~!


あっ、そういえばこないだ木版画の本を買ったんだ!次回は木版に挑戦だぁ~?!


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『木版画手習帖』。とても楽しい本です。



転宅

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「江戸っ子は五月の鯉の吹き流し、

     口先ばかり、腸はらわたは無し」。


粋で鯔背な江戸っ子が威勢の良い啖呵を切る。...そんなスカッと爽やかコカ・コーラみたいな噺家はあまりいません。半分以上が地方出身者()。また、それを売りにしている噺家も多数おります。もちろんそれを否定するわけではありませんが...


最近は前座の高齢化が進み()、これをくい止めるために我が落語協会は数年前から三十歳以上の者は入門の許可をしないことになりました。まあ、これもどうかと思うけどねぇ~。とにかく前座の若返りを図ろう、というわけです。


昔は、学校(中学・高校)を卒業してすぐに弟子入りする者が多く、地方出身者は師匠宅に住み込み、いわゆる内弟子。あるいは師匠の家の近所にアパートを借りる。ところが最近(...最近といってももう三、四十年前だけど。噺家の言う最近は全然最近ではないは大卒、あるいは社会人を経験してからの入門者がほとんど。大学時代にアパート住まいしていて、入門してもそのまんまそこに住み続ける。やっぱり住み慣れたところがいいもんネ。


でも、前座は基本的に毎日師匠宅へ行く。するとやっぱり不便なんで、近くへお引っ越し...なんて前座が多い。でも近い分、呼び出しがかかる。それも辛い()。弟弟子ができると、少しずつ師匠宅から離れたところへ移る。二ツ目になると、師匠の家まで乗り継ぎ、乗り継ぎで一時間半()。まあ、二ツ目になるとあんまり行かないしネ。


で、今回の手ぬぐいは『噺家の手ぬぐい』史上初の引っ越し記念手ぬぐいです。

手ぬぐいの主は春風亭一之輔くん...あれっ、こないだ紹介したばかりじゃない!?...まあ、それもそうなんだけどさぁ、仕方ないんだよぉ~。月に三本も紹介していると、もう無いのですよ、手ぬぐいが。他の協会とかまだまだたくさんあると思うでしょ?そりゃあそうだけど、こう見えてわたし、意外とシャイなんで落語協会以外の芸人さんとかあんまり付き合いがないのです()


そんな感じなんで紹介する手ぬぐいをどうしょうかと困っていると一之輔くんから「引っ越ししたんで配りモノに手ぬぐいを作りました。」と売り込みが()...ありがてぇ~ってんで、三月下席号に続いて一之輔くんです。もちろん手ぬぐいは違うヨ。


『川上家引っ越し記念手ぬぐい』です。...あっ、川上さんは一之輔くんの本名。その川上家が引っ越し祝いに手ぬぐいを配りました。いいね、引っ越し祝いに手ぬぐいなんて。ご近所さんや子供たちのお友だちのお母さんたちへ配ったそうですが、デザインはなんと奥さんの暁子ちゃん(年齢不詳)!なかなかの美人妻で噺家のカミサンの中でも五本の指が入る...いや、五本の指に入る美女です!ちょっとヨイショし過ぎたかなぁ~。まあ、でも十本...二十本...五十本......うーん、百本には必ず入る()

で、手ぬぐいは...あれっ、これサザエさんじゃん!


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思いっきりエンディングのパクリ。パクリストのわたしとしては◎。サザエさん一家風川上家。

実はコレ、落語の『粗忽の釘』になってます。箒(ほうき)を手に持ったオカミサン。長男、長女と箪笥を背負った一之輔くん。箪笥の上に次男。ちょっと紙切りっぽいけど、パソコンで描いたそうです。一之輔くんの鼻が長いのは最近、天狗になってるからかなぁ()


そして、家族の名前が...ん?...SHOTARO...HANJI...『正太郎』『はん治』

玉 なんじゃこりゃあ~、芸名?

一 ...いや、ウチの子の名前です。祥太郎しょうたろうと絆次はんじです。

  でも、正太郎正朝師匠のお弟子さんが入門する前に付けたんですよ!

  はん治師匠には一応おことわりしました。


...ことわることもないと思うけど()。ほのぼのしたとても素敵な手ぬぐいです。


一之輔くんはついこないだまで一朝師匠のお宅のすぐご近所に住んでいたのですが、「もう真打だから師匠の家の近くはやーだヨ!」ってんで豊島区に移転。これは冗談ですが前座時代は学生時代に住んでいた江古田、それから練馬春日町と一朝師匠のところに通うには不便なとこ。でも、良いのです。一朝一門は師匠宅に通わなくても良い一門なのです。うちの師匠と一朝師匠は兄弟弟子なのに小朝一門は何故か内弟子でした()。。


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引っ越しの理由のひとつが雨漏りだということもあって熨斗代わりに傘。.


..と思いきや「確かに雨漏りはしてましたけど()、そういう意味じゃないんですよ。熨斗っぽくて可愛かったから傘にしただけです。...でも、そういうことにしてもいいですよ。」だってサ()








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噺家なんて商売はきれいごとでなければいけません。人前に出る仕事ですからいつもキレイキレイして高座に上がります。こざっぱりした髪型に粋な着物。ピシッと糊の利いた足袋。...いつもこうしたいものですが、そうもいかない。二日酔いで髪はボサボサ、ヨレヨレの着こなしに足袋にはシミ()まあ、あんまりキレイでないのが売りの芸人もいるけどね。わたしはキレイでいたいものです。


ずいぶん前の話なんですが、テレビの放送である噺家が一席演ってました。ホントずうっ~と前のことなのでよく覚えてないけど、なんかの拍子に舌を出した。この舌がたいへん汚かった()!ぎょえ~っと、思ったわたしはすぐに鏡で自分の舌を見た!...あれっ、オレのもキレイでない!歯ブラシでゴシゴシと舌を磨く。ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ...

でも、歯ブラシでは、あまりキレイにはならない。薬局行って舌クリーナーを買う。...おっ舌クリーナーくんナイスです!


それ以来、いろんな舌クリーナーで磨き続けてますが、基本的にわたしの舌は自慢するほどキレイでない()。だから毎日ゴシゴシゴシゴシするのです!


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舌クリーナーにはシリコン製の短いブラシでこすり取るタイプかヘラっぽいやつでこそげ取るタイプの二通り。どちらも使ったけど、どちらも捨てがたい。うーん、どちらにしよう?で、見つけました。両方付いてる舌クリーナーくん!コレだよ、ボクの求めていたモノは。ブラシの方でで軽くブラッシングして、ヘラでかき出す。柔軟ヘッドでソフトな舌あたり。理想的な舌クリーナーが見つかりました!


でも、いつも舌の奥までこすりすぎでオエーってなっちゃうから二日酔いの日は注意です()




グリーンベル社製。グッドデザイン賞を受賞してます!





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三層構造のヘラで汚れを中央に集めます。


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密集ブラシで浮かした汚れを確保です!



同級生です。

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8月9日()、わたくし五明樓玉の輔が怪談噺を演ります()

自分で『()』ってのもなんだけど、演るんです!


ふた月ちょっと前だったかなぁ、電話がきて「怪談噺って演る?」って聞かれて

「ああ~怪談噺ねぇ、『お札はがし』とか『豊志賀』とか演ったことはあるけど、

  もうずいぶん前だから忘れちゃったぁ。」

「じゃあ、思い出して演ってヨ!ちっちゃな会場の会なんだけど...。」

......うーん、わかったよぉ~。」

「よろしく。」

「はいよぉ~。」


と簡単に二つ返事で受け合ったものの、八月アタマは圓朝まつりの準備やなんかで忙しい。あー大変たいへん、どうしましょ!...って、ちょっと軽いね()。あんまり困ってないようだけどホントはちょっと困ってました。だけど仕事なんでがんばりましょう、と稽古に取りかかる。とりあえず、『お札はがし』と『豊志賀の死』のノートをさがす。


われわれ噺家は先輩から稽古してもらったテープ(古いネ)をノートにおこすのです。すぐにそのノートはみつかった。たまにあるはずのノートが無いことがあるので存在を確認して一安心。

ふたつのノートをパラパラってめくる。


うーん、どっち演ろ?...どちらにしようかな天の神様の言う通り...で、『豊志賀』に決定()!ホントはそんなことはないけど、わたしの頭の中では『豊志賀』を演ろ、と思ってた。

そしたらだねぇ~、会のチラシが送られてきて驚いた()


「怪談噺『牡丹燈籠』より 五明樓玉の輔」


...だって!...あれっ、たしか『豊志賀』って『真景累ケ淵』だよねぇ?

ということは『牡丹燈籠』じゃない!こりゃまた失礼しましたぁ~!

...ってんで『お札はがし』を演ります()

ただ今、一生懸命稽古中!!



【だだらくご】

8月9日()

18時30分開場 19時開演

怪談噺『牡丹燈籠』より

出演 五明樓玉の輔 春風亭一力

料金 2,100円(打ち上げでワンドリンク付)

代々木『DADA  CAFE』

渋谷区千駄ヶ谷5-23-10

代々木駅東口徒歩二分

03-3350-2245

予約 dadacafe@RELIGARE.biz

件名を「だだらくご」として、お名前・連絡先・人数をお知らせください。



以上、お知らせでしたぁ~!興味ある方はご来場くださいねぇ。


さてさて今回の手ぬぐいは、このわたしに怪談噺を依頼した張本人です()

寄席文字の春亭右乃香さん。


わたしは『左和ちゃん』と呼んでます。

右乃香さんこと左和ちゃんはわたしと同級生の34歳で、昔からよく知っている仲。わたしが前座時代、名村左和さんは早稲田大学の落語研究会に在籍していてよく若手の会に来て打ち上げにも参加していました。聞くところによると早稲田の落研は落語を演るのではなく、元々は落語を観る集まりだそうで左和ちゃんもホントよく観にきてました。最近はこの落研も桃月庵白酒、柳家甚語楼、古今亭菊太楼と噺家になる輩もおりますが...()

で、早稲田の学生だった左和ちゃんは一応就職したのですが、落研時代から習っていた寄席文字に魅入られてとうとう職業にしてしまったのです!平成6年『橘右乃香』の名前を家元橘右近師匠から許されて、師匠が亡くなった後、平成13年橘流から独立して『春亭右乃香』に改名して頑張ってます。毎日文化センターで寄席文字教室も開いてます。


わたしはずーっと左和ちゃんと呼んでるので今でも「左和ちゃん」で、左和ちゃんも「あさ市さん」と前座時代の名前で呼んでる()。そんな関係で、千社札などなど右乃香さんに頼んでいます。わたしが真打披露の時の口上書き、高座に飾った後ろ幕、今でも使っているのぼり、みんなお願いしてます。これからも頼みます。


そんな右乃香さん、改名した時に手ぬぐいを染めました!その手ぬぐいがコチラ。


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大好きな林家正楽師匠に「手ぬぐいに使いたいので何か切ってもらえませんか?」とお願いしたところ快く切っていただいたのが、梅の前で筆を持った女性、右乃香さんです。ぼかしも素敵!アクセントに入った縞もセンスが良い。手ぬぐい全体のバランスも好きです!もちろん名前は自分で書いてます(当たり前だねぇ)



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一番最初に染めた時の畳紙は和紙に木版刷。橘の花をちょっと変えて熨斗っぽく入れてます。




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現在使っている畳紙は『寿』の文字が篆書。

これも良いねぇ~。右乃香エキスのたくさん詰まった手ぬぐいです!


これで「怪談噺演ってヨ!」なんて言わなきゃぁいい女なのにネ()


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千社札は『春風亭あさ市』時代から右乃香さんに頼んでいます。

妹弟子のぴっかりちゃんもネ。


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春亭右乃香著『寄席文字手ならい帖』グラフィック社1,800円(税別)

お洒落で可愛い本です。

わたしも「ちょっといい噺 寄席文字とわたし」っていうコーナーに

エピソードを書いてます。



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コラム「落款(らっかん)印の魅力」にはわたしがプレゼントした

『香』の落款も紹介されているのであります。





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いやー、暑いっすねぇ~。


いま汗だくになりながらこの原稿を書いています。毎年この時期はホント忙しい!

なんたって、今年もやって来ました圓朝まつり、ですからねぇ。8月5日()に迫ってまいりました。追い込み準備で大忙し!今回は、去年までと場所が代わって、新しい圓朝まつりの第一回って感じです。代わるったって今までの谷中全生庵のすぐ近所、初音の森。台東区の防災広場なんで広い広い!これまでのような混雑の心配なし。是非ともご来場ください。詳しくは落語協会ホームページをご覧ください。


さて、わたくしは例年通り『ハルベル堂』というブロマイドと圓朝お宝くじ付き2012年版玉の輔手ぬぐいの店



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ご覧の通り、部屋中ゴチャゴチャ。あ~忙しい忙しい!何故か野球のボールが()



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ロマイドは落語協会会長柳家小三治師匠からこの秋から二ツ目に昇進する前座の入船亭辰じんクンまで


もちろん、色物の先生方も網羅して盛りだくさん!駄菓子屋のくじみたいに袋に入っているので誰が出るかわからない、ハラハラドキドキのお楽しみブロマイドです。


一枚100円。なんと驚くことに一人で200枚買うバカ...いや、ステキな方もいます。今年もよろしくお願いします。



手ぬぐいは今年染めた

グッチに真似された柄のモノ()

限定150本なんでお早めに。













あと、昨年復興支援のために作った柳生真吾さんプロデュース、

玉の輔デザインの手ぬぐいも販売します。


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もう、寄付はしませんが販売します()

1,500円で売っておりましたが、当日は大特価1,000円!

早い話、ちょっと売れ残っちゃったのね()。こちらも早い者勝ち。


手ぬぐいをお買い上げいただいた方には圓朝グッズ、『玉の輔のありがたい言葉』がついてます。


そして、今年は『はなしか』グッズの店も出店します。お馴染みの手ぬぐい、ステッカー、ストラップのほか圓朝まつり限定品も販売。そちらもお楽しみに。


ではこれから暑い夜長、準備に励みます。


来年からはもっと早めに用意しよ、っと。






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五明楼玉の輔,(有)ラスコー
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