犯人は誰?《後編》

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お待たせいたしました。『犯人は誰?』の後編です。


ハラハラ、わくわくの展開、クライマックスには大どんでん返しがあるのか?

落語界の東野幸治...いや、東野圭吾、五明樓玉の輔のデビュー作。

はじまり、はじまりぃ~...って紙芝居か!


【前編のあらすじ】


こけしで有名な町、宮城県鳴子温泉。東京スカイツリーの完成間近で賑わう墨田区押上からひとり傷心の旅に出たタカシが混浴で出会った謎の美女菜々子。お互いの過去を隠しながらも惹かれていくふたり。白銀の世界をどこまでも歩き続ける。「あったかいネ。」タカシの手袋を無理にはずした菜々子がつぶやいた。見つめ合うふたりにもう言葉はいらなかった。


.........


違ゃう、違ゃう!手ぬぐい、手ぬぐい、ホンキートンクです。

これからはホントのあらすじ。



へえー、手ぬぐい二年ごとに変えるんだぁ。

「そうざんス。楽屋に入ったとき先輩から手ぬぐいは二年に一度新しくするもんだって教わったざんス。」

えっ?そんなしきたりないヨ。

「マジざんスかぁ~、シェ~!」

騙されたんだよ、きっと。誰に言われたの?

「誰だったざんスかねぇ~。」


...すっかり嘘の情報をインプットされ、今まで二年ごとに新しい手ぬぐいを作り続けていたロータリータンク...ぜんぜん違っちゃった(笑)、ホンキートンクのふたり。


さてと、犯人捜しと参りますか?



おおかた犯人の目星はついていた。

ホンキートンクを騙すくらいだから、彼らよりも先輩、漫才界の人間だろう。

恨み?それとも何かホンキートンクの存在が邪魔な者か?


...大御所のあしたひろし・順子先生...いや、違う。

のいる・こいる先生?...ありえない。

にゃんこ・金魚姉さん...このふたりもシロ。

じゃあ遊平・かほり...笑組...ホームラン...いや、いっそのこと、芸術協会のナイツか?


...しかし、売れっ子のナイツがホンキートンクをはめても得は無し。


...待てよ、誰か忘れてないか?


...あっ!!



加賀恭一郎(以下カガキョー...ってハセキョーか!ちなみに加賀恭一郎は東野圭吾の小説に出てくる刑事。ドラマでは阿部寛が血便?...いや、熱演)はすぐに鈴本演芸場に向かった。

彼らは高座にいた。


「マイノリティー?...山形では何十年も前から普通の会話の中で使ってましたヨ。今からタクシー呼ぶんだけどもぉ~、オレ乗り物酔いすっからぁ~まえのりてぃ~んだけどぉ~。」


「ジョージ・クルーニー?...いやぁ~風邪ひいてしまってぇ、なんだか調子狂うにぃ~。」


......こいつらだ!


こいつらにまつげぇねぇ~(何故か山形弁?)。

下手のめくりには『ロケット団』の寄席文字。

ホンキートンクの先輩で馬風一門でも兄貴分にあたる。

高座を下りるのを待った。ソデで聴いていると、ふたりの掛け合いはいつもより心なしかぎこちない。...逮捕を察しているのか、最後の高座に未練があるのか、持ち時間を少し過ぎていた。

倉田?...倉沢?...倉持?...倉本のツッコミで頭を下げる三村?...二浦?...三浦の眼鏡の奥に光るものが流れ落ちたのを恭一郎は見逃さなかった。


...判ってるね?」

...ハイ。」


先に言葉にしたのは額の汗を拭っていた倉本のほうだった。 三浦は何も言わない。無言のまま両手の拳を軽く握って前へ差し出した。

「事情は署で聞こう。」ふたりはほぼ同時に頷いた。息はピッタリだ。もうこのふたりの漫才を聴くことが出来ないのが寂しい...とハセキョー?...カガキョーは思った。

...しっくりいかないので以下加賀恭一郎(戻っちゃったヨ!)。


「ちょっといいですか?」こう言ってロケット団としての最後の挨拶を楽屋の仲間にした。

「お先、ありがとうございました。」何も知らない楽屋雀がふたりをいじった。倉本は少し引き攣りながらまた汗を拭いた。MADE IN CHINAのハンカチは吸収が悪いらしく汗をはじいた。


証拠は揃っていた。この二本の手ぬぐいだ。まずはコチラ、ホンキートンクが以前作った手ぬぐい。『噺家の手ぬぐい』(日東書院 ¥1575)でも紹介されたものだ。


2011022102.jpg


そして二本目がコレ、ロケット団の新しい手ぬぐいだ。


2011022101.jpg


...誰もが目を疑った。

大きくシンプルに『ホンキートンク』、そして『ロケット団』。ふたりの名前が染められたその位置にこそ違いがあるが、『平山利・間瀬弾』、そして『倉本剛・三浦和義?...三浦昌朗』。一目瞭然だ。


この手ぬぐいのデザインに嫉妬したソケット団?...ロケット団が

ポンキーパンク?...ホンキートンクをはめたのだ。


恭一郎の目に狂いはなかった。そして倉本の目はギョロ目だった...?事実を突き付けられたロケット団は暫し沈黙を続けた。黙秘権だ。...拘束から三日が過ぎた。疲れのためか三浦の眼鏡は鼻までズレ落ち、大村昆状態だが、元気ハツラツとはいかない。倉本のギョロ目は今にも落ちそうだ。...そして、とうとうふたりはオチた。まるで息の合った漫才のように...



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今、わたし(玉の輔)は弱っている。そしてモーレツに困っている。

思いつきで書いていたら、何がなんだかわからなくなってしまったのだ。

どんどん手ぬぐいから離れていくし...(涙)。。

ここらへんで終わろうか、それとも"つづき"にするのか?

...うん、いっそのこと小説家転身するか!

そうだ、このつづきはデビュー作で披露することにしよう!?...って、


い い 加 減 に し な さ い !




尚、この作品はフィクションです。


この小説?は鳴子温泉からの帰りの新幹線で書きました(笑)。

ちなみに【あらすじ】の小説のタイトルは

『東京スカイツリー~菜々子とボクとドキドキこけし』です。



※ロケット団公式サイト「寅の穴」はこちら

http://www.rocketdan.jp/


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